立春の絵（ドローイング）

この作品は2019年の立春の日に描いたドローイングです。この頃『かつて人間は丸かった』シリーズの作品を制作していました。プラトンの響宴という本の中で喜劇作家の人が語った愛の起源について語られた話からインスピレーションを受けて制作した『かつて人間は丸かった』シリーズとコンセプトを同じくしつつ、立春の木の芽春立つ日という新しい命が芽生えるような日々は、目の前に居ても、居なくても、この世界のどこかには思い合った存在が居るからこそ実感出来るような季節だなとボンヤリ考えていたら描いてしまいました。