コレクション: 上田 智之

道を曲がってふと顔を上げた瞬間に飛び込んでくる光景が一番鮮明であるように、透明な層が濁らない内に描きたい。新鮮なイメージはいつもすぐに消えてしまうから、新たな光景を求めてまた外へ出る。例えば、人っ子一人いない山道で動物の脅威を感じながらも見上げた星が美しかった時、心から笑える感覚は何にも変え難い価値がある。この険しい山々の間を縫って暮らす私達も、地球上で生かされた一生物に過ぎないことを忘れずに生きてゆきたい。

北海道出身
2010年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2018年 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了
2022年より神奈川県奥地の山間部にアトリエを移して制作をしている。

近年の展示に「街灯もない道で」(ギャラリー七面坂途中/2022/東京)、「WHAT CAFE × WHYNOT.TOKYO EXHIBITION」(WHAT CAFE/2022/東京)、「師岡制作所を記録する」(師岡制作所/2022/埼玉)、「Rejoice! 豊かな喜びの証明Ⅱ:Kairos」(SEZON ART SHOP/2021-2022/神奈川)、「にぼしとハルジオン」(Gallery Pepin/2019/埼玉)など。

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